石油化学産業は常にエロージョン・コロージョン、化学腐食、消耗、摩耗、機械的損傷にさらされており、これらは長年にわたって施設、機器の劣化を招いています。 これらの資産を交換する代わりに、技術者や工場管者はBelzonaのエポキシベースの金属補修用複合材や高温コーティング材、ライニング材を用いて、信頼性が高く、長持ちするメンテナンスソリューションを得ています。
弊社の無溶剤製品は最も過酷な環境にもソリューションを提供し、現場で塗布して運転休止時間と労力を削減し、機器の交換の必要性を廃します。
配管の劣化
配管は保温材下腐食（CUI）などのエロージョン・コロージョンにさらされて、漏れや密封性の喪失が発生します。 Belzona 5851 (HAバリア) などのエポキシコーティング材は高温の機器にも塗布でき、防食と壁厚の損失を防ぎます。 さらに、Belzonaでは難燃性のBelzona 3211 (ラグシール) を用いた断熱材の保護を用意しており、これは塗布しやすく、水と紫外線照射にも耐えます。
配管の漏れにはBelzona 1221 (スーパーEメタル)、Belzona 1111 (スーパーメタル) などの金属補修用複合材を現場でシールできます。 また別の方法としては、ASME PCC2 Article 4.1とISO/TS 24817に準拠した配管ラップシステムのBelzona SuperWrapを用いて、弱った、または穴の開いた配管に強度をよみがえらせることもでき、これは耐腐食製、耐薬品性も付与します。
配管支持の腐食、滑り摩耗、ガルバニック腐食による劣化は、工場を長期間稼働停止に追い込むことがあります。 Belzonaの低温塗布型エポキシ複合補修材は新しい配管支持の接着に使用でき、溶接が不要となります。
プロセス容器の防食
吸収塔と剥離器は運転中数多くの腐食問題にさらされます。 エポキシは優れた耐薬品性、耐侵食性、耐温性を持ちますので、プロセス容器の優れたライニングソリューションとして実績があります。
Belzonaの高温エポキシライニング材にはBelzona 1391 (セラミックHT) などがあり、過酷な運転条件で実績があり、MEA、MDEA、スルホニルなどの剥離剤関連の問題に耐性があります。
さらに、弊社の無溶剤エポキシコーティング材は爆発性の減圧、蒸気処理、バクテリアアタック、化学腐食に耐性があります。 Belzonaのコーティング材は独自のバイナリー硬化メカニズムで運転中に硬化でき、最小の運転休止時間で機器復旧できます。
貯蔵タンクと流出防止目的の二次設備の補修と保護
Belzonaでは劣化、腐食、過酷な天候で損傷を受けた貯蔵タンクに対するソリューションを用意しており、これには緊急漏れ補修、低温金属接着などがあります。 Belzona 1221 (スーパーEメタル) やBelzona 1111 (スーパーメタル) などの急速硬化型エポキシ補修材は高温作業を不要にしますので、健康と安全に対する心配も軽減させます。
タンクの底はBelzona 3111 (フレキシブルメンブレン) などの安全で塗布の容易な柔軟なメンブレンでシールでき、とらえられた湿気を逃しつつタンク底への水の浸入を防いで長期に渡る保護となります。
流出防止目的の二次設備と支持構造物はBelzonaの幅広いコンクリート補修用複合材とコーティング材で補修、保護できます。 Belzona 4111 (マグマクオーツ) と Belzona 4131 (マグマスクリード) は損傷を受けた流出防止目的の二次設備の補修と表面再生に最適です。 Belzona 4311 (マグマCR1) やBelzona 4341 (マグマCR4) などのエポキシコーティング材は、酸やアルカリなど様々な物質に対して、高温や高濃度でも長期に渡って耐薬品性をもたらすように開発しました。
熱交換器用補修用複合材とコーティング材
Belzonaでは様々な無溶剤の金属補修用複合材とエポキシコーティング材を取りそろえ、エロージョン・コロージョンで損傷を受けた熱交換器のチューブシート、水室、分割バー、エンドカバーなどを補修、保護します。
弊社の冷間硬化型エポキシ製品は手早い現場塗布ができ、長期に渡ってエロージョン・コロージョンに対して保護をしながら、復旧時間も最短に抑えます。 Belzonaの製品は優れた電気絶縁体で、そのため熱交換器で使われる異種金属間を絶縁してガルバニック腐食を防ぎます。
弊社の補修用複合材、高温コーティング材、ライニング材は、その他次の分野でも最適です。
- ポンプの補修と保護
- 断熱材の保護
- コンベアベルト、バルブ、その他のゴム製品の補修
- 床の保護コーティングと補修用複合材
- 勘合部品の焼け付き防止
